小名浜発電所は、福島県いわき市の小名浜港中央部後背地に立地し北は阿武隈山地南は太平洋を望む風光明媚な自然に囲まれています。
小名浜発電所は、隣接する㈱日本海水小名浜工場への電力および蒸気の供給ならびにサミットエナジー㈱の小売用電力を供給する目的に、石炭およびA重油専・混焼も可能な50,000kWのコジェネレーション設備として2004年10月営業を開始しました。
しかしながら、2011年3月に発生した東日本大震災の影響により、蒸気の供給に換えて、蒸気の持つエネルギーを活用する2号発電設備の増設プロジェクトを計画し6,000kWの増電を行いました。
使用する石炭は、豪州および近隣諸国から購入し、発生する石炭灰はセメント会社等にてほぼ全量有効利用しています。
発電所主要経緯
2003年7月 |
建設工事着工 |
2004年4月 |
ボイラ火入れ |
2004年5月 |
1号タービン通気 |
2004年10月 |
営業運転開始 |
2011年3月 |
東日本大震災 (設備停止 同年5月末発電再開) |
2016年4月 |
2号設備設備建設工事着工 |
2016年11月 |
2号タービン通気 |
2016年12月 |
2号発電設備営業運転開始 |
発電所能力
発電定格出力 |
計56MW(1号50MW 2号6MW) |
2基 |
ボイラー能力 |
蒸発量210t/h |
1基 |